法人設立

会社をつくると決めた日|第1話:迷っていた頃のこと

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会社をつくると決めてから、
その日を迎えるまで。

あまりにいろんなことがあったので、
ちゃんと記録しておきたいと思いました。

そもそも法人設立しようと決めたのは
いつだったのか、引き金はなんだったのか。

おぼえているようで、おぼえていない。

過去の手帳や日記、
Googleカレンダーを見返しながら、
あのとき何を考えていたのか、
どんなふうに気持ちが動いていったのかを
たどってみました。

なんとなく書き留めておいたことが、
いま見ると意外と大切な記録になっていて、
「あれ、私、けっこうがんばってたかも」
って思えたりもして。

というわけで、
今回はちょっと気恥ずかしいですが
実際の日記の言葉をそのまま引用して
気持ちの変化と出来事を時系列でまとめました。

少し長くなりますが、
全3話のリアルな記録をお楽しみください。

当時ぶつかっていた壁

まず、私の仕事を簡単に紹介させてください。

私は、転職したい会社員をメイン顧客とする
独立系キャリアコンサルタントです。

この仕事は、自分の時間を切り売りするモデル。
忙しくなればなるほど
限界が見えてくる構造です。

単発で終わるプランも多く、
先の見通しが立ちにくい。
いつもどこかに、不安がありました。

また、私のもう一つの顔は、
法人企業を顧客とした人事コンサルタント
泥臭く言うと「人事代行」です。

ただし、こちらは完全にライスワーク。
大きな収入の柱ではあるけれど、
ここ数年は気持ちが乗っていませんでした。

理由ははっきりしています。

私は自分で言うのもなんですが、
器用に何でもできる人なんです。(仕事面では)

そのせいで、
仕事を依頼してくださる企業様にとって
私はとても使い勝手がいい存在なんだろうなと
思う場面が増えつつありました。

軽く頼めば自動で完璧に返してくれる
ChatGPTのような扱いをされている気がして
(もちろん先方にそんなつもりはないけど)
ときどき、苦しくなることがありました。

「私がやる意味、あるのかな」

「もっとリスペクトがほしい」

仕事はおかげさまで忙しく、
順調そうに見えていたかもしれませんが、
実は2024年夏頃まで
このような壁にぶつかっていました。

天井の低い箱の中にいるようで
とても息苦しかったのです。

一瞬、光が見えた気がした

そんな中、これまで想像していなかった方面から
声がかかりました。

自分のスキルの可能性が広がる期待と、
久しぶりの「やってみたい」という感覚。

小さなきっかけが、光を見せてくれました。

2024/10/11

自分の会社を持っている起業家さんから個人サービスのお申し込みがあった。toB向けのポートフォリオとピッチ資料の作成サポートのご依頼。私が会社員向けに転職活動サポートをやっていることを知って「こういうのはできますか」と。びっくりした。そんなニーズがあるとは。なんか次の手が見えてきそうな気がする。


2024/10/15

先日の起業家の方と打ち合わせ。その方も元々は個人向けサービスがメインだったんだけど、toCって突然終わる怖さが危ういから、toBビジネスにスイッチしたくて、今回のご依頼につながったと聞いた。やっぱり法人向けビジネスは安泰なんだよね、と思う。

踏ん張るとき。見直すとき

この頃にはすでに、
自分の時間を切り売りするスタイルに
限界を感じていました。

もっと持続可能なやり方があるんじゃないか
と模索していた時期です。

2024/10/24

先日の起業家さんとの仕事がきっかけで、新しいサービスプランを思いついた。転職希望者が最初につまずく応募書類の作成に特化したサービスだ。これならセッションの回数は少なくて済むし、私が今一番悩んでいる「時間がない」問題も解決するのでは。ちょうどコンサルを受けに来てくれた方にその話をしたら興味を持ってくれたので、急いで説明資料を作ってお送りした。ずっと積み残してたタスクが完了して嬉しい。


2024/11/6

月一のビジネスコンサルの日。コンサルタントの方に「書類作成サービスに振り切ろうかと思っている」と言うと、クエスチョンマークが。単発のコンサルセッションよりは単価が上がるけど、結局単発の積み重ねになるよ、と。確かにそうなんだよね…書類を作って終わり、の繰り返しで疲弊するより、長期目線を持った設計にしないとね。やっぱりここは手を抜いたらあかん、ってことでイチからサービス全体像を見直すことに。時間をかけずに。うーんむずい、うーんわくわくしよう!

なんとなく、潮目が変わってきた

なんだかんだで、2025年年明け。
この頃はまだ本気で
「法人化しよう」と
思っていたわけではありません。

でも、
今のやり方では行き詰まると痛感したり、
現状のサービスを見直してみたりと、
いろんなことに試行錯誤していました。

このままじゃいけない、
変わるときかもしれない——
そんな感覚が、少しずつ芽生えていた時期です。

2025/1/9

いろいろまわらなくなってきた。転換期がきてる。発想を変えないと。


2025/1/11

今年の手帳に100のWishリストを書く。6つ目に「2026/3/5 法人設立の準備が整った」と書いた。なぜこの日・・?それは一粒万倍日×天赦日×大安×寅の日という4つの吉日が重なる最強開運日だから。わりとこういうの大事にするタイプ。2021年3月31日に開業届を出した日もその年の最強開運日だった 笑

(追記)
なんで2025年の開運日にしなかったのかというと、まだこの時点ではまったく法人化に現実味がなかったんですね 笑


どうやって私が法人設立までたどり着いたか
まだまだ全貌が見えてきませんが、
もがいていたことは伝わるでしょうか。

次回は第2話

「決めた」その日から、
法人設立に動き始めた2か月間。
やったこと、迷ったこと、決めたこと——

すべて、記録してあります。

よかったら、続きを読みに来てくださいね。

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会社をつくると決めた日|第2話:やると決めて、動き出すまで
会社をつくると決めた日|第2話:やると決めて、動き出すまで
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”働く” と ”旅する” は両立できる! 40代女性の転職・キャリアコンサルタントとして活動しながら「好きな時に・好きな所へ」を実現しています。

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